秋の過ごし方

朝夕はすっかり秋らしくなってきました。特に夕方には、少し物悲しい、寂しい感じがします。これが秋の気です。
感情的には寂しくなったり悲しくなったりしやすくなります。
その働きは、秋の夕暮れにイチョウの葉を掃いて集め、そして倉庫に貯蔵しようする感じ。
木の実が実り、または稲穂が色づきもたれて垂れ下がり収穫して貯蔵庫に格納しようする働きす。

五臓では肺がしっかりと働こうとします。しかし、夏に冷たい物をたっぷりと飲んだ人は肺が冷えてしまって働けません。
肺が動こうとするのに動けないのです。
こんな時は肺が動きやすくするためにすこし運動をしましょう。そして温かいお湯を飲んでください。
そうすれば肺の働きが良くなります。乾いたタオルで体を擦って皮膚を刺激してあげるのも良い方法です。

ところで最近、杜仲(とちゅう)が注目を集めているようです。 杜仲はトチュウ科の植物で中国では2000年以上前から樹皮を薬草として使用してきました。
トチュウは肝臓や腎臓に働き、肝臓・腎臓を補強し、筋骨を強くし、流産防止となり、血圧を下げ、鎮静作用もありますので、高血圧症、腰痛やめまい、 インポテンツ、頻尿、虚弱体質や下半身の無力感などに用います。

杜仲茶とアガリクスの相性が良く、一緒に飲むとサッパリとした味になり、元気も出ますから一石二鳥です。
杜仲茶1包(3g程度)と乾燥アガリクス1g〜2g、またはアガリクスピュティー1包を水に入れ、沸騰したら火を弱め、5分程度沸騰させれば出来上がりです。
内臓脂肪を燃やすということですから毎日続けて飲んでみてください。

●漢方の基本や注意などについて連載していきます。ご希望、ご質問など有りましたら何なりとお申し付け下さい。