無理をしても余り疲れが残らない人がいます。少しの無理をしてもすぐに疲れてしなう人がいます。
同じ食事をしても元気になる人と、そうでない人、場合によっては下痢する人がいます。
このように、人にはそれぞれ体質や体力の違いがあります。

東洋医学では昔から個人差に注意しながら治療を行ってきました。

現代医学でも最近は個人差を重要視するようになってきてきました。
たとえば同じ痛み止めでも、飲む人によって効き方が違うので、その人にあった薬を捜しながら薬が処方されたりします。
人にはそれぞれ体質や性格の違いがありますから、健康法でも食事でも自分に合ったものを見つけるのが大切です。

たとえばサウナに入ると元気になる人とグッタリする人がいます。割と毛深くてもともと頑丈な人にはサウナは合っていますが、日頃から持久力がない人や疲れやすい人には合わないことがあります。ですから食べる量も寝る時間も性欲も人によって違うのが当たり前なのです。そして自分にあった限度を知っておくように心掛けると元気で生活しやすくなります。

また漢方薬や健康食品などを飲んでいるからといって無理をする人がいますが、そうすると結局は体を壊してしまいます。人の欲には制限がありません。
スッポンやウナギ、ドジョウ、肉類、山芋などは精力剤にもなりますが、これらを食べては無理を重ねると精力や体力はつきてしまい、結局は早くダメになってしまいます。

自分に合った休みを取りながら、疲れはとってからしっかり働くのが良いのです。

●漢方の基本や注意などについて連載していきます。ご希望、 ご質問など有りましたら何なりとお申し付け下さい。

自分に合った健康法を!